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彩坂梨杏VS佐々木愛02

いただきもの(ひらひらさん
05 /19 2009
実はしばらく前に頂いていたひらひらさんから頂いていた小説をアップさせていただきます。
前回の続きで 梨杏さんと佐々木愛の試合ですー。


ひらひらさんありがとうございました!


続きを読むからどうぞ。





彩坂梨杏VS佐々木愛02

2ラウンド目が終わり、愛ちゃんもわたしも自分のコーナーに戻った。

愛ちゃんのコーナーではセコンドの麗奈ちゃんとありすちゃんがすでに介抱の準備をしていた。

麗奈「愛、梨杏との試合はどう? 勝てそう??」
愛「分からないですぅ・・・ 梨杏さんは強いから・・・ でも、負けない!」

愛ちゃんの気合いの入った様子に麗奈ちゃんもありすちゃんも頷いている。

麗奈「まぁ、やれるだけやってきなさいよ」
ありす「そうだね。 梨杏ちゃんは強いけど勝てないわけじゃないよ。 気合い入れていこう!」

ありすちゃんと麗奈ちゃんが愛ちゃんを励ましている。
本当に仲がいいんだね。

まどか「梨杏、愛のことが気になる?」
梨杏「それはね。 だって、愛ちゃんはまどか達と違う意味でわたしのライバルなんだもん」

わたしはまどかの問いかけに答えていく。
わたしより小さいはずなのに下手すればわたしより強いパンチが打てるかもしれない愛ちゃんに羨ましさが沸いてくる。

梨杏「けど、負けたくないもん・・・ 勝つんだから・・・」
まどか「その意気よ、梨杏。 あんたもあたしもまだ高校生よ。 弱いのなんて当たり前なの。 だから、頑張んなさい」
梨杏「ありがとう、まどか」

わたしがお礼を言うとまどかは照れくさそうにしている。
そんなまどかを見て、わたしも嬉しくなってくる。

3ラウンド目の開始を告げるゴングが鳴るとわたしと愛ちゃんはゆっくりとリング中央に向かう。
愛ちゃんが右腕を大きく振りかぶっているのが見えた。
けど、先程までの愛ちゃんのパンチを食らったわたしはそれをかわすことができなかった。
わたしの頬に愛ちゃんの右ストレートが叩き込まれ、わたしは勢いよくロープまで弾き飛ばされた。

「んぶぅ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ やりましたぁ~ 梨杏さんにわたしのパンチがいい感じで当たりましたよぉ」

愛ちゃんがロープにもたれかかったわたしを見て、嬉しそうにしてるのを見て、少し悔しくなってきたのでなんとかガードを固めながらリング中央へ戻ろうとしていく。

「すごいガッツですね、梨杏さん。 でも、わたしも梨杏さんに負けたくない。 だから、最後まで梨杏さんにわたしのパンチを打ち込むからぁ!」
「はぁ・・・ はぁ・・・ 愛ちゃんがこんな強いなんて知らなかったよ・・・ でも、わたしだって負けないんだから!!」

わたしが右フックを叩き込もうとすると、愛ちゃんも左フックをわたしの顔に叩き込んできた。

「んあっ・・・ くふぅ・・・」
「ぶふぅ・・・ あふぅ・・・」

お互いの口からは血混じりの唾液が吐き出されていき、わたしと愛ちゃんがかなりダメージを受けていることは分かる。
それでも、負けられない・・・
愛ちゃんもそんな顔をしてるのがよく分かる。

「まだまだ行くよ、愛ちゃん!!」
「はい、梨杏さん!!」

わたしと愛ちゃんが左右のストレートやフックをお互いの顔やボディーに叩き込んでいると3ラウンド終了のゴングが鳴り響いた。
ここまではたぶん愛ちゃんの方が少しだけリードしてるはず・・・
だから、次のラウンドは意地でも愛ちゃんをダウンしないとわたしに勝ち目なんかないよ・・・

わたしが自分のコーナーに戻ると、麗奈ちゃんとありすちゃんがわたしを抱き抱えながらゆっくりと用意してくれたスツールに座らせてくれました。

ありす「愛ちゃん、かなりきついでしょ。 口の端から血が垂れてるよ」
麗奈「愛、さっさと梨杏なんてKOしなさいよ。 あの娘はわざわざ遅いあんたのパンチを食らってくれてるんだから」

麗奈ちゃんの言う通りだとわたしによく分かりますぅ。
梨杏さんはわたしのパンチを避けるのではなく、ガードしたり受け止めたりしてくれてるから・・・

麗奈「で、どうするつもり?」
愛「はぅぅ・・・ 必ず、チャンスがあるはずだからぁ、そこを狙うしかありません」

わたしの言葉に麗奈ちゃんもありすちゃんもわたしらしいと言ってくれて、介抱してくれました。

愛ちゃんとの打ち合いでダメージがかなり増えてしまったわたしはまどかとさつきちゃんの介抱を受けています。

まどか「梨杏、あんたねぇ・・・ 何で、あんなトロそうなのをさっさとKOできないわけ!?」
さつき「まどかっち、それは言い過ぎっすよ。 愛っちもパンチ力は洋子さんよりも上なんっすから」

さつきちゃんとまどかは愛ちゃんに関するコメントをしながら汗を拭いたり、マウスピースを洗ったりしてくれてる。

梨杏「でも、愛ちゃんは強いし、わたしはカウンターは使えないから打ち合うしかないよ・・・」
まどか「分かったわよ。 だったら、愛に打ち勝ってきなさいよ!!」

まどかの言葉にさつきちゃんも強く頷いている。
わたしだって負ける気はない。

4ラウンド目が始まると愛ちゃんもわたしもゆっくりとリング中央に歩み寄っていく。
そして、至近距離でお互いのパンチを交錯させていく。
わたしが左右のストレートを愛ちゃんの顔に叩き込めば、愛ちゃんが右のフックをわたしの脇腹に叩き込んでくる。
わたしとの試合で愛ちゃんはボクシングに少しだけ慣れてきたみたい。

「愛ちゃん、ボクシングできるようになったね・・・ でも、負けないよ・・・」
「わたしも負けませんよぉ・・・ 必ず、梨杏さんをKOしますぅ!!」

愛ちゃんが大きく振り抜いた右フックがわたしの顔目掛けて放たれた。
わたしはそれをガードして、カウンターの右ストレートを打ち込んでいく。

「んぶぅ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・」

わたしも愛ちゃんも強烈なパンチを4ラウンドに渡って打ち続けたせいで体力がなくなりつつあるみたい。

「はぁ・・・ はぁ・・・ 愛ちゃん、ほんとにパンチ力あるね・・・」
「はぁ・・・ はぁ・・・ ありがとうございますぅ、梨杏さん・・・」

わたし達は消費した体力を回復させようとして、クリンチしていく。
お互いの胸がくっついて、愛ちゃんが苦しそうに息をする度にわたしの胸が押されていく。

「はぁ・・・ はぁ・・・ (愛ちゃんの胸、相変わらずおっきいなぁ・・・ わたしの胸が潰されちゃってるよ・・・)」
「はひぃ・・・ はひぃ・・・ (梨杏さんの胸は少し大きくていいなぁ・・・ わたしも普通くらいの大きさが良かったよぉ・・・)」

二人はそんなことを考えながらも体力を回復させていく。

2009.06.14 ひらひらさん挿絵


「ブレイク!」

レフェリーに離れるように指示されると二人は多少ふらつきながらも離れていく。
そして、ファイティングポーズをゆっくりと取っていく。
しかし、そこで4ラウンド終了のゴングが鳴り響いた。

わたしがコーナーになんとか戻るとありすちゃんと麗奈ちゃんが立った状態で待ってくれてました。

ありす「愛ちゃん、大丈夫!? かなり梨杏ちゃんに殴られてたけど・・・」
愛「大丈夫だよぉ、ありすちゃん・・・ 梨杏さんのパンチ、だんだん慣れてきたから・・・」

ありすちゃんに返事をすると麗奈ちゃんがふとあることを口にしてきました。

麗奈「愛、あんた、体力は大丈夫なの? そろそろきつくなってない??」
愛「はぁ・・・ はぁ・・・ 言われてみれば、そうかもぉ・・・ しんどいよぉ・・・」

麗奈は愛の言葉に次々に愛の身体から噴き出す汗を拭いていく。
慣れないボクシングを4ラウンドもやってきた愛の身体はすでに重くなっていたのだ。

まどか「梨杏、何かプランでもあるわけ? いくらなんでも、ゆっくりしすぎよ・・・」
さつき「そうっすね。 まどかっちじゃないっすけど、心配になるっす」

さつきちゃんとまどかの言葉にわたしは息を整えながらに答えていく。

梨杏「はぁ・・・ はぁ・・・ あるよ、プラン・・・」
まどか「何なのよ!? 焦らさずに教えなさいよ!!」
さつき「まどかっち、落ち着いてっす! けど、どんなプランなんっすか?」
梨杏「秘密・・・」

わたしはそう言うと、少しでも多く体力を回復させようとする。

5ラウンド目が始まり、愛ちゃんとわたしはゆっくりとコーナーから出ていく。
そして、リング中央まで来ると愛ちゃんが右ストレートを打ってくる。
しかし、わたしはそれをしっかりガードしてからお返しの左ストレートを愛ちゃんの顔に叩き込んでいく。

「ぶふぅ・・・」

愛ちゃんの口からは血混じりの唾液が吐き出され、鼻血も流れ出した。
わたしはさらに愛ちゃんの顔やボディーに左右のフックやアッパー、ストレートを打ち込んでいく。

「んんっ・・・ あぅっ・・・ んあっ・・・」
「愛ちゃん、ダウンして!!」

わたしは愛ちゃんのボディーに強烈な右アッパーを叩き込んだ。

「んぶぅ・・・」

愛ちゃんは口から胃液と血にまみれたマウスピースを吐き出した。
このマウスピースはわたし達が貸していたものである。
そして、愛ちゃんの身体がリングの上に崩れ落ちた。

「ダウン! 彩坂さん、ニュートラルコーナーへ!!」

レフェリーはわたしをニュートラルコーナーに向かわせると愛ちゃんに対してのカウントを始めていく。

「4・・・ 5・・・ シッ・・・」

しかし、愛ちゃんはカウント6の時点で立ち上がってきた。
レフェリーは愛ちゃんが試合を続けられるとアピールを確認すると試合を再開させた。

そして、試合はさらに進み、最終ラウンドとして設定された8ラウンド目まで来た。
こうなると、わたしにはどっちが勝つか、分からなくなってきた。

でも、負けないからね、愛ちゃん!!


続く

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ぴちょん

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