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仲良し星条旗

お話
06 /01 2013
前回のお話をたくさんの方に読んでいただけたようでとても嬉しく思っております。
結構時間をかけて長くお話しを書こうとしていたのですが、思った通りにいかないものですね。
読み返してみたらイメージしていたボリュームよりずっと少なくて自分の残念文章力にただただガッカリするばかりでございました^^;

今回は、またちょっと別のお話です。
試合はないのですが、仲良しタッグチームの様子を書いてみました。

「日米猛牛対決」と呼ばれた佐々木愛とキャンディ・スターの試合。
猪突猛進型・相手を強烈な連続攻めで捻じ伏せるのキャンディとおっとりしているものの得意技のほとんどが頭部への衝撃のため実は恐ろしいファイトスタイルである愛。この2人の試合は予想通りガチガチなぶつかり合いとなり、愛の団体でもここ数ヶ月ではかなりファンの満足度が高い試合となったようだった。

キャンディは祖国であるアメリカで「スターズアンドストライプス」というタッグチームを組んでいる。
その相方がウェンディ・ストライプスという女性である。
ジュニアハイスクール時代からの付き合いでずっとチームを組んできた。
派手なファイトスタイルのキャンディに隠れがちだが、キャンディーに勝るとも劣らないパワー。真面目な性格だからこそ成り立つ基礎と応用。テクニックもばっちり。
アメリカのみならず他国でも十分チャンピオンを狙える実力者だ。

キャンディが愛に倒された事は、長年付き合ってきたタッグパートナーとしては悔しい。しかし、
キャンディは練習をサボり過ぎだ。やめろと言っているのにジャンクフードや糖分がきっと多い赤や緑色をしたソーダ水ばかり飲んでいるし・・・・。相手を・・・プロレスをなめてかかっているような気もしている。
「自業自得」だろう。そんな感想を彼女は持っていた。


「そう。自業自得よ。あなたが負けたのは。」
「ちっ!なんだよ。うるっせーなぁ!」

キャンディが紙コップになみなみ注がれた例のピンク色したソーダ水をストローで吸いながら不機嫌そうにウェンディを睨みつけている。
キャンディ自身、ちょっとそんな気もしているので、ますますイラっとしてしまうようだ。

「だから、真面目にトレーニングしなさいって言ったでしょ?」
「あれは、あたしが自爆しなけりゃ絶対勝ってたんだよ!ウェンディだって分かってるだろ!ふんだ!」

そう。キャンディはあの試合で頭からコーナーポストに突っ込み大ダメージを受けていたのだ。
ただでさえ愛相手には頭部のダメージを少なくしながら闘わなければならないのに・・・。
自爆してしまったのは・・・日々の練習を怠ったからだとウェンディは思ったが、言うのをやめた。


なぜならば、キャンディの目に涙が浮かんできているからだ。


キャンディも悔しかったのだろう。
「はぁ・・・。全く。」

ウェンディはキャンディが今にも握りつぶしてしまいそうなソーダ水入りの紙コップを取り上げよう、というポーズをとって中身を宙へ放り投げた。悔しさのあまり震えた手から紙コップを取るのはキャンディにとって至極簡単なことだった。
ピンク色のシュワシュワした液体が飛び散りキャンディとウェンディにかかる。

「・・ちょ・・うあっ!何すんだよぅ!ベトベトじゃねーかぁ!」
「ふふっ。元気になった?」
「はぁ?!わけわっかんねーし。あたしは全然落ち込んでないんだからな!!・・・ニヒッ!」

頭からジュースをかぶってしまった事、ウェンディにはお見通しである事、
泣きそうなキャンディを気遣ってわざとこんなふざけたことをした事。
全部キャンディも感じ取ったのだろう。なんだか可笑しくなってニヒっと笑ってしまった。

こんな仲良しタッグチーム「スターズアンドストライプス」
そのブレイン。司令塔であるウェンディがキャンディの仇である佐々木愛への挑戦権をかけて、森永ありすと闘うことになったのはそのほんの数日後の事であった。


終わりー。
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ぴちょん

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