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マレーネさんより 「マレーネVS愛 そして・・・」

いただきもの(マレーネさん
08 /19 2013
マレーネさんから頂いていたSSを今更ですが投稿させていただきます。

うちのキャラといつも仲良くしていただいているマレーネさん。
大活躍のSSです。




校舎から明かりが消えはじめた夕方、霧ヶ丘学園プロレス部の道場では、マレーネ・クロスと佐々木愛のスパーリングが佳境に差し掛かっていた。
 試合時間は30分を越えて、マレーネと愛、共に呼吸は荒く汗みずくになっている。違いがあるとすれば、リングに立っているのは愛であり、マレーネは大の字になってマットに横たわっていた。
 「随分、粘るじゃない……」
 愛のセコンドについている黒城麗奈は、マレーネの粘り強さに驚いていた。
 似たタイプのレスラーであるために、一進一退の攻防が続いていたが、場外での愛ドライバーが決まったあたりから形勢が愛に傾き始めた。
 アルゼンチンバックブリーカーやベアハッグで着実にマレーネのスタミナを削り、そして、愛の本領である凶悪なパワー殺法が牙を向いた。締め上げられ、投げ飛ばされ続けたマレーネの姿には、体力は欠片ほども残っていないように見えた。
 しかし、ここからマレーネはフォールを返し続けた。これには、レフェリーを努めているエレニス先生も何度も息を呑んでいる。
 「はぁ、はぁ……マレーネさん、さすがです。でも……次で決めますッ!」
 普段は大人しい愛も、強敵であるマレーネを沈める寸前まで追い込んでいる昂揚のためか拳を握って、闘志を前面に押し出している。ノンタイトル戦とはいえ、現チャンピオンである森永ありすからピンフォールを奪ったマレーネ相手に勝ち星を上げることが出来る寸前まで来ているのだから、興奮するのも仕方ないだろう。
 苦しげな表情で激しく胸を上下させているマレーネの腕を掴んで引き起こしに掛かった。
 (これで、決まりね……)
 止めの愛バスターでマレーネが沈むのを予想していた瞬間、

 ―――――バスンッ!!

 「かはッ!?」
 水が満たされた袋を叩いたような音が道場内に響いた。引き起こされる勢いを利用したマレーネのボディブローが、愛のボディに突き立てられていた。
 愛の身体はくの字に折れ曲がり、大きく開かれた唇からは唾液がリングの上に飛び散る。
 ボディを抉ったマレーネの拳が引き抜かれると、二歩、三歩とよろめいてから、リングに崩れていく。
 「う、嘘でしょ……愛ッ!」
 目の前で起こった逆転劇を、麗奈も信じることが出来なかった。慌てて、エプロンを叩き、愛を叱咤するが、その声はどこか上ずっている。
 「あぅッ……くぅ、うぅぅぅ……ッ!」
 下腹部を押さえて震えていた愛は、麗奈の言葉に押されるようにマットに手をついて立ち上がろうとする。
 だが、その前にマレーネが立ちふさがった。四つん這いのまま立ち上がれない愛を引きずり起こすと、頤を摘んで唇が触れ合わんばかりの距離に近づく。
 マレーネの大胆な行いに、観戦している部員達から声にならない声が零れてくる。
 だが、麗奈だけが違った。目を吊り上げて、真っ赤になってエプロンを激しく叩く。
 「あ……愛ッ!しっかりなさい、そんなのに負けちゃ駄目じゃないッ! あと少しなのよッ!!」
 自分でもみっともないというのは分かっているが、叫ばずにはいられない。
 だが、麗奈の声に反応したのは、愛ではなくマレーネだった。麗奈に視線を向けると、ニコッと笑った。邪気の無いと形容できる明るい笑顔だったが、余計に不吉なものを感じた。
 「ふぅ……ふふ、愛されてるみたいね。前に私を沈めてくれた時も、ああやって応援してくれてたわね……」
 リングの上には相応しくない優しげな声で、マレーネが囁く。
 「あの時よりも、ずっと強くなってるわ……でもね、簡単にやられてあげないことにしてるのッ!」
 言い終わった瞬間、伸ばされたマレーネの腕が愛の胸元に叩きつけられた!
 「あぐぅぅッ!」
 愛の唇から悲鳴が零れて、『重量級』のボディが宙を舞う。パワーボムで叩きつけられたかのように背中からマットに落ちて、ぐったりと力なく横たわった。
 マレーネのパワーに加えて、身体の回転を充分に利用したラリアートの一撃に道場内に低い驚愕の呻きが広がっていく。
 「さぁ……次でフィニッシュよッ!」
 拳を突き上げて部員達にアピールしたマレーネは、豊かな胸を激しく上下させている愛の腕を掴んで引き起こすと、一気に担ぎ上げた。マレーネの両腕は愛の胸と太腿に絡みつき、しっかりと保持する。
 そして、二度、三度と愛の身体を撓らせてから、愛の太腿を押し上げた。マットに対して、ほぼ垂直になった愛を胸と太腿に手を回して保持しながら、開いた足の間にパイルドライバーの要領で突き立てる!

 ―――――――ズゥンッ!!!

 リングに響くおぞましい衝撃音と、愛の声にならない悲鳴が道場に響いた。
 一瞬の間、頭だけで垂直に保ったれていた愛の身体が、ゆっくりと崩れ落ちて、マレーネを見上げるかのように仰向けに倒れていった。
 闘志に溢れていた瞳は空ろになり、半開きになった唇の端からは一筋の唾液がマットに零れ落ちている。誰が見ても明らかなKO姿であるが、マレーネは愛に覆いかぶさっていった。
 「フォールッ!」
 愛の顔を自らの乳房で圧迫して、体重をかけて押さえ込んでいく。
 「フォール!……ワーンッ! トゥーッ! スリィーッ!」 
 エレニス先生がスリーカウントを取り、マレーネの勝利を告げると激しくゴングが鳴らされた。
 ゴングが鳴らされると同時に、麗奈もリングに飛び上がって愛の元へと駆け寄ったが、愛の上にはマレーネが被さったままだった。試合中の張り詰めた空気がとけて、何となく艶めいたものが感じられる。
 「ちょっと……試合は終わったのよ。早くどいて!」
 すこし強い語気で声をかけたが、マレーネは麗奈の方に視線を向けると、
 「嫌よ。まだ、勝者の特権を行使してないわ……」
 「む……」
 何せ、顧問のエレニス先生が屈服の証として、選手に指をしゃぶらせることを強いたことがある。他の選手も大なり小なり、試合後に悪戯をしかける。
 麗奈も、過去にも愛が被っていたマスクを剥いだことがあるために、マレーネのことをとがめることが出来なかった。
 麗奈が押し黙ってしまったのを、満足気に眺めるとマレーネは愛の身体を撫で回し始めた。場外で睨んでいる麗奈の目を意識してか、その手つきは妙に艶かしい。むっちりとした太腿や滑らかな腹、汗で濡れ光っている乳房まで撫で上げる。
 マレーネの手が動くたびに愛の唇から細い声が零れ、リング外の部員達は歓声とも悲鳴とも取れる甲高い声を上げる。それが、余計に麗奈の癇に障った。
 部員の声の高まりに押されたように、マレーネはルージュを塗ったかのような真っ赤な唇を愛の頬に寄せた。そして……
 『チュッ』
 何かを啄ばむような小さな音がリング上に響いた。
 部員達の爆ぜるような歓声が沸きあがり、年頃の女の子らしい甲高い声で満たされた。
 麗奈は初めは理解できなかったが、部員達の歓声とマレーネの唇が愛の頬に触れているという光景で、何が行なわれたか直ぐに悟った。
 「なぁ……わ、私だってやったこと無いのにぃぃッ!」
 

 「な……何が勝者の特権よ! 離れなさい、今すぐ!」
 愛を奪いとろうとしたが、重量級の愛を抱えているとは思えない素早い動きで麗奈の手を避けた。
 「せっかちさんね……最後の一つを終わらせるから。待ってなさいよ」
 マレーネの言葉に嫌な物を感じたが、麗奈よりも早くマレーネは行動に移していた。
 




以上、ドキドキな内容のSSでございました。
何をされたのか・・・!ムフフフフー^^
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ぴちょん

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